こんにちは、もにたーです。

今から就職活動をされる方、または絶賛就職活動中の方。

CROに入社してどれくらい経ったら自分が主担当CRAとして医療機関を担当できるのかイメージできますか?

私自身、入社前はいつ頃からCRAとして業務できるかなんて考えていませんでした。

ですが、実際に入社してみて、研修期間が終わってもすぐに主担当CRAとして業務ができるわけではないということを知りました。

事情を知ればまあそうかと思うのですが、新人の時はやる気に満ちているので、現実を知ってもどかしい気持ちになったものです。

そこで、主担当CRAになるまでの道のりを知っておいていただきたいと思いこの記事を書きました。参考にしていただければ幸いです。

入社後のスケジュール

まずは入社後のスケジュールについて、私の会社を例にご説明します。

認定試験の有無や研修期間など会社により異なる部分もあると思いますので、あくまで一例として捉えていただければと思います。

①集合研修


入社式が終わったら、約2か月間の集合研修を受けます(CRAだけではなくその他の職種の方も一緒です)。

内容は製薬業界のルールなど医薬品等の開発にまつわる基礎知識習得のための座学が中心です。

後半はCRA業務に関する研修もありますが、基礎中の基礎のみで細かいところまでは網羅されていません。


②仮配属先で実務研修


集合研修が終わると、実際に稼働中のプロジェクトのいずれかに仮配属されます。

社内認定試験に合格するまで約3ヶ月の間、この仮配属先プロジェクトで実務を学んでいくことになります。内容は大きく分けると次の2つです。

・内勤OJT:会社から課せられた研修課題をこなしつつ先輩社員のお手伝いを通じて学習する
・外勤OJT:先輩社員に付いて医療機関に行き、現場での業務を学習する
※OJT:オン・ザ・ジョブトレーニング

割合としては、ほぼ内勤OJTで、外勤OJTは多くて数回がいいところです。

外勤OJTがなぜ少ないのか?といいますと、仮配属中の交通費は会社持ちであり、また、新人さんが資料を見ることを禁止する医療機関があるなどなにかと制限があるからです。

結果、近隣かつ同行が可能な医療機関に限られてしまい、あまり外勤OJTに連れて行ってあげられないのが実情です。


③CRA認定試験


内勤OJT・外勤OJTを通じて会社から課せられた課題をこなし、CRAとして必要な能力を有すると上司に判断されたら、社内のCRA認定試験を受けることになります。

担当者は部長クラスの誰かで、形式は担当者により様々ですが、実務を想定したロールプレイングと口頭試問が多いです。


④本配属


社内のCRA認定試験に合格したら晴れてCRAとして業務をすることを認められます。そして、新人CRAの受け入れが可能なプロジェクトに順次本配属されます。

新人CRAは受け入れ不可のプロジェクトも

前の項目で「新人CRAが受け入れ可能なプロジェクトに順次本配属されます」とお伝えしましたが、これが本格的にCRAとして始動するためのネックになります。

実は、会社が受注した案件によっては「新人受け入れ不可」や「CRA業務経験が●年以上なければ受け入れ不可」という配属条件が付いていることがあります

これはクライアントの方針であることもあれば、同じクライアントでもプロジェクトの難易度によって異なるようです。

業務経験が圧倒的に不足している新人に主担当をさせるのはリスキーではありますので、配属CRAに条件を付けるクライアント側の考えも理解はできます。

・・・理解はできますが、やる気がある新人さんからするとショックですよね。

また、新人の受け入れは可能でも「CRAとしての業務経験が●年なければCRAとして認められない」なんてこともあります。

この場合はCRA補佐としてしばらく経験を積み、経験年数の条件をクリアすると晴れて主担当CRAとして業務ができます。

と、このように新人さんは条件面で配属できるプロジェクトが他のCRAと比べて少なく、せっかくCRAとして業務できる状態になっても、なかなか主担当CRAをさせてもらえないという実情があります。

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配属時期によるメリット・デメリット

前の項目でお伝えしたように、会社によって教育方針や受注状況が異なること、プロジェクトにCRAの配属条件が付いていたりすることから、入社後いつからCRAとして業務できるといった確定的なことは言えません。

とはいえCRAになりたくて会社に入ったのですから、早く主担当として業務したいですよね。気持ちはよく分かります。私もそうでしたから。

実は物は考えようで、必ずしも早期配属がよいとは限りません。
早期配属・遅め配属にはそれぞれメリット・デメリットがあるからです。


早期配属


メリット
・早い段階から実務に関する知識を得ることができる
・早い段階からコミュニケーション力や責任感が養われる
・CRAとしての成長スピードが速い

デメリット
・CRAとしての基盤ができていないと躓きやすい
・慣れない業務に追われがちで基礎に立ち返る余裕がない
・本質を理解していないまま業務をしてしまうリスクがある


遅め配属


メリット
・CRAとしての基盤固めができる
・サポート業務を通して先輩社員から実務に関するノウハウを盗むことができる(主担当CRAとして今後実務をする上で役立つ)

デメリット
・サポート業務がなければ手持無沙汰になりがち
・サポート業務が多いので当事者意識が欠けやすい
・対医療機関の実務力に欠ける
・CRAとしての成長スピードが遅い


これを見ると配属が遅い方がデメリットが大きいように思われるかもしれません。

確かに短期的に見た時のCRAとしての実力は、早期配属された人と比べると劣ってしまいます。スタート時期に差がありますから当然です。

ですが、空白の期間に基礎固めができれば、スタートが遅くても加速がききますので、徐々に追いつき、追い越すこともできます。

要は自分がその時々に何をしていくかによって何年か後のCRAとしての実力は変わってきます

本当かな?と思うかもしれませんが、事実です。

業務に取り組む姿勢がCRAひいては社会人としての成長速度に影響しますので、出だしが遅くても巻き返しは十分可能です。

自分よりもCRA経験のある人がいる中でプロジェクトリーダーをしている人がいるのがそのよい例だと思います。

CRO協会認定CRA

少し話は変わりますが、CRO協会がCRA教育研修終了認定試験というものを実施しており、この試験に合格するとCRO協会認定CRAとなることができます

この資格があってもなくてもCRA業務自体はできますが、せっかくCRAになるのであれば取った方がいいですし、あった方が箔が付きます。名刺にも書けますしね!

私の会社では2年目になる前(1年目の3月頃)に試験を受けることが必須になっています。会社の方針なので受験料は会社持ちです。

このあたりの方針は会社によって異なるかもしれませんが、取って損な資格では決してありませんので、協会CRA認定を目指してぜひ頑張っていただければと思います。

主担当CRAまでの道のり

この記事のポイントのおさらい


・入社後の流れは「研修→社内認定試験(有無は会社による)→本配属」
・クライアント方針や案件により新人CRAの受け入れ可否が異なる
・本配属時期はその時に新人CRAが受け入れ可能な案件があるかどうかに左右される
・本配属されても入社3年目頃まではCRA補佐として業務することになる場合もある
・配属時期によりメリット・デメリットはあるが、中長期的に見ればそれは関係ない



主担当CRAまでの道のりについてイメージいただけましたか?

やる気のある新人さんには酷な話ですが、配属条件がネックとなり、研修後すぐに主担当CRAとして業務ができるとは限りません

私自身も約3月の間は本配属先がなく、先輩社員のサポートをしたり、自ら仕事を探し回っていました。

ですがその時の経験は自信に繋がりましたし、今では巨大プロジェクトの中核を担うレベルになっています。

ですので、配属時期が遅くても気を落とさないでください。

その時にできることを見つけて真摯に取り組んでいけば、それは貴重な経験になりますし、積極的に取り組もうとする気概のある方は伸びると思います。

それでは、次の記事でお会いしましょう。

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