こんにちは、もにたーです。

治験に慣れてくると、多少の自覚症状があっても面倒だからといって報告しない人がいるようです。

治験に携わっている私からしたら、それは自殺行為と大差ないです。

大丈夫と思う根拠は何ですか?

その自己判断には医学的な根拠がありませんよね。

脅すわけではありませんが、面倒くさがらずに自己申告してほしいので、今回は症状の報告を怠った結果、死にそうな思いをしたという、とある人の体験談のご紹介します。

体に起きた異変を報告する必要性

治験では、国に承認されていない試験段階の薬を服用します。

試験段階ということは、安全性データが十分に得られていないということです。

つまり、前段階の試験で得られていない、予期せぬ副作用が起こる可能性があります。

そのため、ちょっとした変化でも、すぐに医師に申告することが、副作用の重症化を防ぎ身を守ることに繋がります

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治験慣れしている人は報告を面倒くさがる

序文でもお話しましたが、どうやら治験の常連とも言うべき、治験経験豊富な参加者は、体に起きた変化が小さければ、自己判断で報告しないことがあるようです。

なぜかというと、症状を報告すると、検査やら診察やらを頻繁にすることになるため、面倒くさいから、らしいです。

確かに、面倒かもしれませんが、最初は小さな変化だとしても、放置すると重症化することもありますので、痛い目を見たくなければ、たいしたことない症状でも楽観視するのはやめた方がいいですよ。

面倒くさがった結果

とある健康な人が降圧剤の治験に参加した時の話です。

安全性面はあまりよくない被験薬(薬候補の物質)だったのか、半数以上の人に立ちくらみなどの副作用が現れたそうです。

健康な人の血圧を下げるわけですから、低血圧の症状が出るのも当たり前といえば当たり前ですね。

その人は投薬後、しばらくした頃に鼻づまりや喉の渇きを覚えたのですが、自覚症状を記録するのが面倒で、大丈夫だろうと思って報告を怠りました。

その後、尿意を催したため、トイレに行ったところで、急に悪寒に襲われ、力が抜けてその場に崩れ落ちました

そして立ち上がれないまま、地中に向けて体を引っ張られているような感覚と気持ち悪さを感じながらその場に数分〜10分いました。

どうやら、起立性低血圧という副作用だったようです。

私も時々立ちくらみしたり、貧血になるのでなんとなく分かりますが、頭に血が巡らない状態が続くのは相当しんどいと思います。

本当に立っていられませんから。

もし体に異変が見られた時に申告していれば、何らかの処置がとられ、このような目に合わずに済んだかもしれませんね。

あなたはどうしますか?

今回の例では事なきを得ましたが、副作用によっては、発見が遅くなれば重症化する可能性も秘めています。

なぜ早く言わなかったの?早く言ってくれればこんなにひどくならずに済んだかもしれないのに…ということになりかねません。

確かに、頻繁に診察に行ったり検査をしたりするのは面倒だと思います。

でも、あなたは「一時の楽さ」と「身の安全」のどちらを選びますか?

ここまで記事を読んでくれた方ならどちらを選ぶべきかもう分かりますよね。

ちなみに体験談については、「注射1本50万!」という書籍に書かれていた内容です。

10年程前の話ですので、治験の実施体制は今とは異なりますが、変わらない内容もありますので、興味のある方は読んでみてください。


それでは、次の記事でお会いしましょう。

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