こんにちは。もにたーです。

治験参加中に転勤や家庭環境の変化で引っ越しが決まり、今の医療機関に通えなくなる。
治験をしていた医療機関が閉院になってしまった。
今通っている医療機関は家から遠いから、近くの医療機関に転院したい。

このようなケースは時々あります。

治験に参加して症状が良くなっていたら、転院先でも治験を続けたいと思いますよね。
でも、そんなことは可能なのでしょうか?

今回は転院先での治験の継続可否について解説します。

転院後の治験参加はあまり現実的ではない

まず、同意説明文書に治験中止の条件として、転居などで治験の継続が難しくなった場合、といったような文言がなければ、理論上、治験継続は可能です。

ですが、そのために医療機関や依頼者の製薬会社がしなければならない手続きが多く、時間を要するため、転院先での治験継続は現実的ではないと言わざるを得ません。

患者さんは移動すればいいだけですが、患者さんの治験データを一度固定した上でシステム上で患者さんのデータを移行したり、患者の転院について治験審査委員会で審議したり等など、やることが盛りだくさんなんですよ。

ですので、続けさせてあげたいのはやまやまなのですが、現実的に考えると引っ越しする場合や近隣病院への転院を希望する場合は、そこで治験中止となってしまうことが多いです。
(閉院により治験参加中の全患者さんが転院する場合は話が別ですが。)

と、確かに現実的ではないのですが、絶対に無理というわけではありません。
実現できる可能性が高い方法もちゃんとあります。

転院先で治験継続できる可能性が高い方法とは

転院先で治験継続できる可能性が高い方法、それはずばり!

既にその治験を実施している医療機関に転院することです。

同じ治験をしていない医療機関に転院するとなると、治験を実施するために、適格かどうかの調査や、契約締結、医師を含む治験関係者にトレーニングを行ったりと、治験実施の準備を行う必要があります。

そうなると、短くても数か月の時間を要しますし、費用も追加で必要になります。

対して、同じ治験をしている医療機関であれば、治験実施の準備は既にできているので、改めてする必要がなく、その分時間が短縮でき、手続きも少なくて済みます。

だから、実現可能性が高い、というわけです。理にかなっているでしょう?

ただし、どこの医療機関でも同じ治験をしているわけではないことに注意が必要です。

治験を実施する場合、製薬会社がピックアップしたリストなどをもとに医師に治験実施のお願いをしに行きます。

そして、治験実施が決まって諸々の手続きを経て契約が締結されたら、その医療機関で治験が開始されます。

そのため、治験毎にその治験を実施する医療機関は決まっているので、狙って選ばない限り、転院先で同じ治験を実施している確率は低いといえるでしょう。

もしどうしても引っ越し先や転院先での治験継続を望まれるのであれば、担当医はどの医療機関のどの診療科で同じ治験が実施されているかという情報を調べることができるので、一度相談してみてください。

それでは、次の記事でお会いしましょう。



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